ジャカルタ近郊の工業団地エリア(ブカシ県・カラワン県)における日本食レストランの増加トレンド

(2017年8月)

前回チカラン・カラワン(ブカシ県・カラワン県)における日本人居住者が年々増加傾向にあることを書いた。住環境が整い、日本人の人口が増えたことに伴って、同じくここ1~2年において、チカラン・カラワン周辺では日本食レストランも増えてきており、そのクオリティもジャカルタにある日本食レストランに全く引けを取らない。

2017年8月現在、チカラン・カラワン周辺では日本人向けの日本食レストランは、40~50軒以上存在する。

チカランに住んでいる日本人数は現在1,000人強とはいえ、在インドネシアの日系企業の半数が製造業ということを考えると、日常的にチカラン・カラワン近郊エリアに出入りする日本人の人口は(通勤者や国外からの短期出張者なども含めると)恐らく3,000~4,000人以上にはなると考えられる。それら日本人は、ほぼ全員が“製造業関係者”で、恐らく多くが“単身赴任”の“男性”と考えると、出店するレストラン側にとってもターゲット層がわかりやすく、出店エリアやメニュー考案など含めたマーケティングプランも立てやすいことも、出店レストランが増えている理由のひとつであろう。ここ1~2年ほどは、日本人をターゲットとしている日本食レストランにおいては、1店舗目をジャカルタ圏で、2店舗目をチカラン圏で、というケースをよく耳にする。

2017年8月現在、チカラン・カラワン周辺では日本人向けの日本食レストランが、40~50軒以上、日系大手ディベロッパーや商社などが手掛ける(日本人向け)アパート物件やサービスホテル物件なども増えており、また日本人駐在員家族向けに、日系の保育園もできている。加えて、2019年には日本人学校が設立されるという ので、今後ますますチカラン・カラワン方面の日本人居住者が増加すると見込まれているのは間違いない。


 「設立準備委員会が始動 委員長にエプソン阿部氏 東部ジャカルタ日本人学校」(2017年07月14日、じゃかるた新聞) http://www.jakartashimbun.com/free/detail/36156.html (東部ジャカルタ日本人学校の設立準備委員会として、先月7月に正式に第一回会合が開かれ、工業団地が集積する西ジャワ州ブカシ県やカラワン県に住む邦人のための学校設立を望む声は強く、最短で2019年の開校を目指して活動を活発化させる。)

弊社ではインドネシア向け市場調査を行っております。
輸出・新進出等で市場調査をお考えの方はお気軽にお問合せ下さい。
インドネシア調査概要はこちらから→市場調査概要
お問い合わせはこちらから→お問い合わせ

 

記事カテゴリー インドネシア. Bookmark the permalink.