ジャカルタ近郊の工業団地エリア(ブカシ県・カラワン県)在住の日本人1,000人超え

(2017年8月)

外務省統計データによれば、インドネシア在住の日本人は全国で約19,000人で、首都ジャカルタ近郊にある工業団地区域である「ブカシ県・カラワン県(=通称チカラン、カラワン)周辺」に住む日本人は、そのうち1,000人強(2014年10月時点)との統計データが出た。2011年の約500人と比べると、4年で約2倍 に増えており、2017年現在も引き続き増えている。

チカラン・カラワン周辺は、日系工業団地も含めて10以上の大型工業団地群が拠点をおく、首都ジャカルタに最も近い工業団地エリア。エリア自体が“工業団地”という土地柄にもよるが、首都ジャカルタに比べて、まだまだ居住物件(アパート・サービスホテル等)・デパート・レストラン・教育施設などの(日本人駐在員が利用できるレベルの)生活環境が整っていない。そのため、チカランで働く日本人も、その大多数がジャカルタに住み片道1.5~3時間以上かけて通勤するのが主流だった。しかし、ここ1~2年ほどで(駐在員が住めるレベルの)アパート・サービスホテル物件も増え、チカランに拠点を置く日本人の人口が増えている。これまではあまり耳にしなかった、女性の単身駐在員がチカランに住むという話も聞くようになった。

理由はいくつかあると思うが、安全面・セキュリティの観点も含めて、「最低限の住環境が(日本人駐在員が住めるレベルに)整ってきた」のが大きなきっかけになっているのは間違いない。


(外務省の在留邦人統計によると、ブカシ県の在留邦人数(在留届ベース)は2015年10月時点で1184人。前年比26.6%増となっており、11年の523人から4年で倍増。なおインドネシア全土では在留日本人は約19,000人、うち約半数の10,000人弱が首都ジャカルタ在住(2016年3月時点、在留届数ベース)。)
http://www.jakartashimbun.com/free/detail/36156.html

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