昨日は東京で大手企業の方,数名+アメリカ人との食事でした。
話題は様々な所へ飛びましたがシンガポールで開かれる米朝会談の話も。
宴が進むにつれ私と同年代のアメリカ人が熱狂的なトランプ支持者という事が分かりました。 オバマは何もしなかったがトランプはあの手この手で言いたい事を言ったり引っ込めたり、最終的には自国の利益になる事をしようとしているとの談。 CNNは反トランプ寄りの発言が多いがFOXはそんなことないよ、といった具合。
先月、この方とは別のアメリカ人と夕食を共にした時はちょっと真逆の事を言っていたのでやはりアメリカ人は自分の考え、主張をきっちりとされる方が多いのかなと改めて思った次第です。
日本人は言葉と考えている事が一致せず掴みどころがない事も良くありますが。
ただ昨晩の話で共感できたのはトランプをビジネスマンとして見てみろ、という主張でした。確かに握手してきたり引っ込めたり、右にいったり左にいったと様々な手を繰り出して目的を達成しようとする姿は今まで交渉してきた華僑や印僑の姿に重なります。
慣れてくると次の手が予測できるものですが、初めて交渉されるケースですと皆さん少し戸惑われる事が多いのも確かです。 日本人の視点から見ると何だこいつは!になりますが、世界の中で日本人がかなり特異な人種である事を深く理解する様になると意外とすんなりと受け入れられたりし、如何にして相手とこちらの言い分の中間点を落としどころとするかという事がゴールとして設定されます。
そのゴールから少しでもこちらに優位な所で落とし込めれば、まずは良しと考える事が出来る様になるのではと思います。