中国国際環保展覧会

6月3日に引っ越しを済ませ北浜に事務所を移転致しました。

多くの皆様よりお祝いのお電話、お花等を頂き誠に有難うございました。

これからも皆様の発展の為に尽力していきたいと思いますので引き続き宜しくお願い申し上げます。

さて、新事務所の片づけもそこそこに北京で開催された第十六回中国国際環保展覧会に全日アテンドしてきました。

こちらの展示会場は上海の展示会場よりもかなり古く、かつ小ぶりなので、短時間で見て回るにはちょうど良い規模でした。

*空港~机上線・東直門駅乗り換え~地鉄13号線柳芳駅から徒歩17分

昨今、中国では環境問題への取り組みを一段と強化しており排ガス、排水、廃棄物の処理プラントの導入が加速している状況で海外企業からも多くの出展がありました。

こちらでは何事も罰金や工場の強制停止といった措置で解決する事が多く、例えば危険物取扱の工場の廃棄物は一律で2.5万元/トン、メッキ処理工場の廃棄は6千元/トンといった具合に排出物の成分如何によるものよりはその業種に排出する量で一律で課金するといった方法で減容化を図るという方法がとられている様で、好む好まざるに関わらず処理方法の探求を強いられる事になります。

以前は通知後、検査訪問という方法がとられていたものも最近はいきなり訪問してチェック、あるいはこっそり黙って訪問して勝手にチェックといった方法も取られている様で運営側としてはかなり切羽詰まった状況の様です。

今年に入り中国へ輸出していた各国からの廃棄物も手続きが非常に困難な状況になってきており日本国内の廃棄物処理業者の方も対応に苦慮されているというお話しをよく聞く様になってきています。 つまり国内のみならず海外から押し寄せる廃棄物へも本気で取り組んでいるのだと感じさせられます。

その他、特に個人的に興味深かったお話しは大学の教授とのお話しですが、現在中国では大学の研究費に一千億元程度(約1.6兆円)を割り当てており、研究・論文・特許等国をあげて推し進めているとのお話しでした。(日本では山中教授がマラソンでお金を集めたり、かなり大学での研究が難しい状況になりつつあるようですが。。。)

勿論、様々な専門分野がある訳ですが当然環境に関わる研究を行っている関係者も大勢いるそうです。

また基礎研究・開発が実用化される事を推奨しており大学関係者の起業も積極的に奨励しているそうでお会いした○○科技大学といった大学の教授らも個人で起業して開発⇒販売を目指すという事を志向しており日本とは異なる方法でアクセルを踏んでいる状況の様で末恐ろしい限りです。

罰金の話といい開発の話といい何事も金勘定で進んでいるのが中国らしいといえばらしいのですが。

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