メルトブレイン生地の転売禁止(中国)

4月にはいってもマスクが本当に手に入りにくい状況が続いています。

弊社も山東省、四川省、江蘇省等に購買ルートを開拓しましたが、何れも全額前金を要求される上、価格が高騰しており直ぐに購入できるような状況ではありません。(逆にこの二つを満たせば日本で全く足りていないと言われるマスクも手に入るのですが)

加えて送付手段のEMSはほぼ動いておらず送付は自社便を持つ効果な手段に頼らざるを得ず、価格上昇に追い打ちをかけています。 その状況の中でスペイン等は自国から飛行機をチャーターし24時間で相当量のマスクを調達したと聞いています。先日も山東省のメーカーと話をしている中、スペインから5000万個の注文が入ったと担当者が言ってました。

過去マスクをつける習慣がなかった欧米諸国は中国の製造ライン自体を借り切るくらいの価格を払って製品を買い付けているそうです。

高騰の原因は原料自体が転売されている様な状況である事が拍車をかけている様でこの状況に歯止めをかけるべく今後中国全土に徹底した品質管理と転売の取り締まりを行うとの記事が中国の微信に投稿されました。 驚くべきは1万~2万元/トンであったメルトブレイン生地の市場価格が通常不織布の価格が30万元以上、N99用が40万~45万元にもなっているとのこと。 今後取り締まりが強化されれば価格が安定すると予想しますが、しばらくはこの状況が続きそうな予感がします。

先日問い合わせたところ、N95で以前の価格の3倍、KN95でそこから100円引きといった状況。何とか困っている人の所に届くべく早くこの状況が落ち着いて欲しいものです。

参考記事

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