中国進出企業の経営戦略セミナー

中国ビジネスの課題は変わっていなかった。

昨日参加した商工会議所主催の「中国進出企業の経営戦略セミナー」での発見。それは、技術や市場が劇的に変化する中でも、成功のための本質的な課題は驚くほど不変であるという事実でした。

成功を左右する絶対的要素

AIが進化し、多くの業務が自動化されてもなお、ビジネスの最終クロージングへの「ラストワンマイル」を担い、最終的な価値を創造するのは、いつの時代も「人」です。

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「人財」

技術を使いこなし、変化に適応し、顧客と向き合う。その全ては人にしかできません。

15年前のSWOT分析を探る

セミナーで語られた各社が取り組むべき「課題」は、15年前に当時私が勤めていた会社で作ったSWOT分析の内容と殆ど変わっていませんでした。

💪 強み

  • 確立されたブランド
  • 質の高い人材
  • 全国を網羅するサービス拠点

📉 弱み

  • 特定事業への集中
  • 慢性的な人材不足

📈 機会

  • 経済拡大の継続
  • 産業の自動化・高度化
  • 量から質への転換

⚠️ 脅威

  • インフレ抑制策の影響
  • 人民元高によるコスト増
  • 国産メーカーの台頭

継続して取り組むべき戦略課題

セミナーで強調された課題は、SWOT分析から導き出されるものと一致します。特に「人」に関連する項目は、戦略の根幹をなす最重要課題として浮かび上がります。

結論:未来への展望

時代の変化はあれど、根本的な課題は変わりません。それは裏を返せば、15年前から変わらない課題に継続的に取り組むことの重要性を示しています。AIなどの最新技術を活用しつつも、それを使いこなす人々の力を最大限に引き出す戦略こそが、これからの中国市場で成功するための鍵となるでしょう。

 

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