新規開通!深圳ー香港間の高速鉄道の乗り心地

9月の最終週は中国深圳へ行ってきました。香港から入り、そこから深圳への移動は高速鉄道「動感号」を利用しました。この「動感号」は広州ー香港間を繋ぐ高速鉄道で、9月23日に開通したばかりです。2020年までには、中国国内の高速鉄道の総延長は3万キロに達する見込みだそうです。(ちなみに日本のそれは約2,800キロ。規模が違いますね)

香港側の高速鉄道の駅は、西九龍駅。(空港〜市内間を結ぶエアポートエクスプレスの九龍駅と繋がっています。結構歩きますが。)

深圳福田駅は香港西九龍駅から1駅。所要時間は14分です。1時間弱かかる車での移動を考えると格段に楽になりました。

まずはチケットを買うためにチケットカウンターへ。外国人なので、パスポートの提示が必要です。ここで、パスポート番号や名前が登録されます。

乗車券の支払い方法はバラエティに富んでます。電子マネー決済が中国は進んでます。香港側なので、Apple PayやGoogle Payも使用可能です。クレジットカードの選択肢が2種類のみ・・・。中国ではクレジットカードよりも電子マネーが一般的になってきています。

とはいえ、電子マネーを使ってない場合はクレジットカードを選択。

チケットを受け取った時点で、予約した列車の出発時間まで25分ほど。余裕と思っていたのですが、これは非常に甘かったです。

香港からの「出境」と同時に中国への「入境」手続きをしなくてはなりません。香港側からの「出境」はスイスイ。しかし、中国への「入境」にはまず両手5本指全部の指紋登録が必要で、さらにパスポートコントロールでも再度その登録した指紋との照合があります。この登録の機械がなかなか反応が悪く、相当時間が食われます。

無事に中国側に入国をして、いざ高速鉄道の改札へ!と思った時点で出発3分前・・・。

ゲートが閉まってしまい仕方なく時間変更手続きをしようとカウンターに向かうと、なんと、乗り損なった場合、その切符は無効・・・。

買い直しです。我々は、香港から1駅の福田までの移動でしたので、2等車で@78RMB(1400円くらい)で済みましたが、終点広州南までの切符であれば@215ですので相当なショックです。

一国二制度をまさに肌で実感しました。

逆に、帰りは同じ轍を踏まないように!と余裕を持ってチケットを買ったところ、深圳福田駅では中国出国の手続きはなく、1時間弱列車を待つはめになりました。

出国入国の手続きは香港西九龍駅で集約しているので、西九龍駅に降りてから中国出国の手続きの列に並ぶことになります。そのため中国側からの出国では20分くらいの余裕を持ってチケット購入すれば問題なしということになり、次回に生かしたいと思います。

注意すべきは、中国では、日本のように自由にプラットフォームに降りられません。乗車する列車の出発15分前になってからゲートが開きます。

開通して1週間以内のため乗客が集中していたか?というと、決してそんなことはありませんでした。むしろガラガラ。 さすがに開通日は混雑したそうですが。

中国⇒香港の移動ではチケットカウンターは2つの窓口しか開いてなかったり、パスポートコントロールの係員が少なかったりで、結構並んでいるのが現状であり、もう少し時間が経てば改善するのではと思います。

それにしても、中国の駅はどこも巨大です。健脚でなければ中国の移動は相当大変です。

ながーい列車。

車内はゆったり快適でした。

香港西九龍から展示会場のある福田駅までは15分弱。これまでの車などでの移動を考えると大幅に移動が簡単になったのは間違いないと思います。

 

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