STP (Segment-Target-Positioning)とボーダーレス

販売戦略の中の基礎的な考え方にSTP戦略というのがあります。

Segment=市場における顧客ニーズ毎にグループ分けしユーザー層、購買層という形に明確化し、どういった切り口で販売するのかを検討する。

Targeting=セグメントで検討した結果、競争優位を得られる可能性が高い、自社が参入すべき市場セグメントを選定しターゲットとなる顧客を特定する。

Positioning=機能やコスト面での独自性が受け入れるポイントをどこに置くか、どういったポジションを自社は保つべきかを検討する。

簡単にすればSegmentは50歳~60歳の男性でTargetは年収500万以上、ポジショニングは嗜好品で高級感を持たせた製品といった具合で、これを積み重ねていくとだんだん製品のブランドイメージが出来上がり、そして企業のイメージにリンクしていくといった感じでしょうか。

これがボーダーレス化になるとホームページ、SNS,動画といった具合にネット上に製品情報を上げて行くだけで世界全体のSTPに届くという事になります。ただし、例えば日本では50歳の層を狙っていたのにロシアで30歳代の購買層が増えたといった具合に国や文化で狙いが変化していく可能性はありますが。

これは製品の広報活動を考える時に非常に有効で多言語で翻訳して製品を掲載しておくだけで思わぬ引き合いが来る可能性を秘めています。

当社でも日本語に加えて英語と簡体字でのページを用意し、時々記事も英語で書く様にしていますが、近々の閲覧履歴順位を見てみると下記の様な国になっています。

弊社でさえ、これだけの国からの閲覧がある訳ですから独自製品、ユニークな技術を持った企業の市場は世界中に広がっているわけであり、今後どうやって自社製品の売込みを行っていくのか今迄とは異なるアプローチをとることでますます面白い世の中になっていくのではと思います。

1.Japan
2.United States
3.Indonesia
4.Thailand
5.China
6.Brazil
7.Germany
8.Hong Kong
9.Taiwan
10.Singapore
11.South Korea
12.India
13.Russia
14.Italy
15.Vietnam
16.United Kingdom
17.New Zealand
18.Malaysia
19.Philippines
20.Canada
21.France
22.Pakistan
23.United Arab Emirates
24.Australia
25.Nigeria
26.Sweden
27.Austria
28.Estonia
29.Egypt
30.Spain
31.Finland
32.Myanmar (Burma)
33.Mexico
34.Netherlands
35.Tunisia
36.Uruguay

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