水関連(シンガポール)

昨年末、シンガポール訪問した際の水関連の情報を少し上げておきたいと思います。

シンガポールの水環境関連の管理はNEAとPUBからなっており、水と環境セクターの2つの法的基盤と主要政策立案者となっています。

環境/水資源省(Ministry of the environment and Water Resources)の傘下にPUB(National Water Agency)とNEA(National Environment Agency)が存在します。

PUB(Public Utility Board)は、シンガポールの水道、集水、および使用済み水を管理統合する機関でシンガポールの水道水、水資源の開発状況も監視しています。

NEA(National Water Agency)はクリーン・緑化環境を強化、持続させる為の機関。 その活動には水質保護活動も含まれています。
汚染を減らして公衆衛生を確保し、環境に悪影響を及ぼす可能性のある気象分析も提供しています。

2016年の固形廃棄物は7.81mil ton/day , 地方自治体廃棄物処分 1.66mil ton/day、一人あたり廃棄物0.8kg/day, リサイクル率全体で61% 国内21%、国内以外76%

大きなところではこんなところですが、一番衝撃的だったのはホテルや公共施設のダスターで生ごみとそうでないものを分別して廃棄するとそのまま施設の地下に設置された破砕機で破砕された後、有機物を分解、分解された有機物は肥料に使用し、そこで発生した水は施設内の樹木へ与える水として使用といった具合に、一般施設にある程度自動化された有機物処理が設置され再利用されている、あるいは今後そういった開発を推し進めようとしているという事でした。

また、こういった技術を官が積極的に進めて技術力を向上させ、その技術を周辺国へ売り込むという企業により近いポジションに国がいるという事を肌で感じました。

記事カテゴリー 各国情報. Bookmark the permalink.