香港 

今年一回目の出張は香港からスタート。

主に香港&東莞の環境関連企業を回ってきました。

今回は、東莞まで初めてフェリーで移動しました。 香港空港内はトランジットエリア(イミグレーション手前)でフェリーに乗り換える事が可能で、そこから中国の周辺域内へ移動が可能です。 空港の外に出て電車等に乗り換える必要もないので、行先によっては非常に便利に使えそうです。

帰りは東莞から新幹線で香港まで移動。 こちらは深圳を過ぎると人の数もまばらです。香港の生活居住区に帰る人たちには新幹線は少し不便な様子。帰りの新幹線では香港人のお客さんと一緒に移動しましたが、彼曰く、香港人は車(or 乗り合いバス)で移動するので、この路線は高額な予算をかけて中国人の為に作った様なものだ、と言っていました。

さて、香港へ来るたびに思いますが、本当に広東語を聞く場面が減ってきました。
行く場所にもよるものと思いますが、私が入るレストランでは殆どの店で入って来るお客さんに対して、北京語で話かけます。
その他、街中、地下鉄の中、など、広東語をあまり耳にしなくなりました。

今回乗った地下鉄の路線では、駅のアナウンスが北京語と英語のみという状態。

イギリスのパスポートを持つ香港人は、好むと好まざるに関わらず、この現実を受け入れなければならないので複雑な思いなのではと察します。
中国から香港への移民は一日150人となっていますが、年間で54750人、10年で54万人、20年で108万人くらいが中国からの移民と想定すると人口740万の香港の15%くらいは中国本土の人間なのでしょうか。

交渉事や日常の会話でも良く感じるのは、中国人は相手の心理的あるいは物理的陣地の中にすっと足を入れて、少しずつ進行し、いつの間にか相手の懐に入って来るような戦略を取る様です。本当に少しずつですが、行く度に香港が中国と同じ様な雰囲気になってくるのも仕方が無いのかな、と何となく寂しさを感じてしまいます。

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