GDPで見る中国

中国のGDPが日本の倍になったと言われて久しいですが、どの程度なのか名目GDPで見てみますと、もうすぐ12兆$くらいに届きそうな所まできています。 日本はその半分になんとか追いつこうともがいているところです。

海外への販売を進めていく際にこのGDPというのはあるい程度購買力や経済的規模を見る際の指標にしても良い様に思います。

というのも、ざっくり12兆と言われてもあまりイメージがわかないのですが、省ごとに見るとその大きさのイメージがわきます。 少し資料は古いですが、先日掲載したEconomistの記事を借りると非常に分かりやすい分布図が見て取れます。

(☝クリックで拡大)引用:http://www.economist.com/content/chinese_equivalents

例えば広東省のGDPの規模はインドネシア一国に匹敵し、江蘇省・山東省はスイス一国、浙江省はオーストラリア、以下河南省=タイ、北京市=フィリピン、安徽省=パキスタン、雲南省=ベトナムといった具合です。 インドネシア、タイ、フィリピンといった比較的東南アジアでも一定の経済規模を誇る国でも中国の省一つ分の経済あるいはそれ以下という事になります。

中国経済のニュースはあまり良い話題が日本では流れませんが、1990年から2000年にかけて経済は崩壊すると言われ、2001年からもずっとバブルだ、近々崩壊すると言われ、その後伸び続けています。 IT分野では体感的に日本の一歩前を走っている部分も存在し、やはり好む、好まざるに関わらず同じ経済圏で避けて通れないジャイアン(ジャイアントではなくジャイアン)である事は確かです。

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