ジャカルタ訪問記

6月9日から14日までジャカルタに行ってきました。

約1年ぶりのジャカルタでしたが、今回の訪問ではかなり多くの人と会い、また市場の視察も行いました。 インドネシアは私にとっては思い入れの深い国です。 といいますのも営業マンとして独り立ちしたのがこの国だったからです。1997年1月から2008年に至るまで10年以上、この国のあちこちを飛び回り機械を売り歩きました。 当時どさ周りの時に得た知識や言葉が独立した後、役に立つとは夢にも思っていませんでしたが。

さて、1997年ごろ、当時工場で働くワーカーの賃金は約60万ルピア。今ではこれは300万ルピアを越えているとの事です。 多くの人が犠牲になった1998年の大暴動、そしてスハルト政権以降5人の大統領を経てインドネシアは確実に発展していると言えるのではないでしょうか。

現在ジャカルタ中心部は地下鉄工事のため、連日大渋滞ですが、何時かこの渋滞が解消され交通が流れ始めるとまた日本人にとって仕事がしやすい都市になるのではないでしょうか。インドネシアは未だ上下水道が日本の様に整備されておらずジャカルタ、バンドンといった大都市でも地下水をどんどん汲み上げ地盤沈下が収まらないという状況が長年続いています。 今回の出張の主目的は何とかこの問題を解決させる為の施策が練れないかという壮大な話ではあったのですがなんとなく前に進めるヒントも得られましたのでこれからが楽しみになってきます。

今回一番感動したことはジャカルタ近郊、タンゲランの街にイオンがオープンしていた事です。この周辺は工場が多く私にとっても非常に思い出深いエリアですが、なかでも1998年この近くで暴動があり街では黒く焼けた建物が散見されていた事が今でも忘れられません。 あれから17年がたち街には多くの新しい建物が立っています。 イオンもその一つで、建物の中は空調が良く効いており、そして皆が笑顔で日本食に並んでいる光景は感動的ですらありました。 これからもまだまだ発展は続くのでしょうが、昔何もなかった所に大きなビルが建つ、あまり食べ物が無かった所にあふれんばかりの食べ物が供給される、そして皆が幸せになる、そんな事を夢見ながらインドネシア訪問を続けたいと思います。IMG_5231

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